株式投資銘柄の選び方。投資参考指標一覧、スクリーニング。
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株式売買における銘柄選定について。
さて当然ですが株式投資やトレードを行うにはどの会社の株を売買するかといった銘柄選定は欠かせません。
もともとこの会社の株を買いたいといったことが決まっている場合以外では、銘柄を選んで購入(カラ売りのように売りから入る場合もある)を行うのが通常の流れです。
こちらのページでは、株の売買を行う際の銘柄選定に役立つスクリーニングの機能やいろいろな投資指標についてまとめています。
ブックマークなどいただきご活用いただけますと幸いです。
どんな銘柄が良い?
ではどのような銘柄を選ぶとよいのでしょうか?
それは、目的や投資スタイルによって異なります。どういうことかと申し上げますと、
・配当金や株主優待をもらいたいのか。
・売買の差額で利ザヤを得たいのか。
・保有期間はどれくらい?短期・中期・長期?(デイトレード?スイングトレード?長期投資?)
・・・・etc
といったそれぞれの目的やスタイルごとに適した銘柄は異なるということです。
例えば、配当金や株主優待が目的であれば日中の値動きは少なくても問題は少なく、配当利回りや中長期での値動きが重要になりますが、デイトレードであれば売買が活況(出来高がある状態)で日中の値動きがあることが必要になりますよね。
銘柄選定のための媒体とスクリーニング
銘柄を選定するための情報は、会社四季報や証券会社のサイト、その他投資情報サイトなどいろいろな媒体から得ることができます。
そして証券会社のサイトをはじめ銘柄情報があるサイトでは、好みの条件から銘柄を絞り込むスクリーニングという機能があることが多く、非所に便利なので活用したいところです。
投資参考指標を理解する。(一覧)
各銘柄の情報を理解したり、スクリーニング機能を利用する際に必要なのが、銘柄情報に記載されている投資参考指標の意味や活用方法を理解することになります。
以下でスクリーニングの条件や投資参考指標の概要一覧と、詳しく説明しているページがある場合は該当ページへのリンクを記載しておきますのでチェックしてみてください。
チャート条件など
ゴールデンクロスとデッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上抜けることをゴールデンクロス、逆に上から下抜けることをデッドクロスといいます。
一目均衡雲上抜けと下抜け
転換線、基準線、先行スパン(1,2)、遅行スパン、雲などで構成される一目均衡表テクニカルチャートを用いた際に雲を上抜け、下抜けたといった状態を表します。
年初来高値と年初来安値
年初(3月末までは前年年初)から現在までの最高値を年初来高値、最安値を年初来安値といいます。
また上場してからの最高値を上場来高値、最安値を上場来安値といいます。
株価や取り組みなど
株価・単元数・最低購入価格
表示されている株価には、現在値、前日終値、始値、高値、安値があります。
単元株数とは、購入することができる最低株数で、最低購入価格とは1単元購入時の価格になります。
出来高
売買が成立した株数のことです。
VWAP
ブイワップ。売買高加重平均価格のことです。
信用買残・信用売残・賃借倍率
信用取引を利用した買いと売り(建玉)のうち、まだそれぞれの決済(返済売買)がされずに残っている株数です。
また、買い残と売り残の比率を表す指標として貸借倍率、信用倍率、取組倍率といった表示があります。
投資参考指標など
時価総額
時価総額は以下のように計算されます。
時価総額=株価×発行済株式数
時価総額は企業の価値や規模を判断するための指標として用いられます。
EPS(Earnings Per Share)
EPSは一株あたり利益のことで、以下の式で計算されます。
EPS=純利益÷発行済株式数
EPSは企業の収益性などを判断することが出来る指標になります。
BPS(Book-value Per Share)
BPSは一株あたり資産のことで以下の式で計算されます。
BPS=純資産÷発行済株式数
資産を基準としたときに1株にどれだけの価値があるかを表し、企業の安定性などを計ることが出来ます。
PER(Price Earnings Ratio)
PERは株価収益率のことで以下の式で計算されます。
PER=時価総額÷純利益 もしくは
PER=株価÷EPS(一株あたり利益)
市場や業種またはその企業自体の過去などと比較し、利益から見た割安度を計る際に用いられます。
PBR(Price Book-Value Ratio)
PBRは株価純資産倍率のことで以下の式で計算されます。
PBR=株価÷BPS(一株あたり資産) もしくは
PBR=時価総額÷純資産
PBRは純資産から見た割安度を計る際に用いられます。
ROE(Return On Equity),ROA(Return On Asset)
ROEとは株主資本(自己資本)利益率のことで以下の式で計算されます。
ROE=純利益÷自己資本 もしくは
ROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株あたり資産)
ROEは株主から預かっている資金(自己資本)をどれだけ効率よく運用できているのかという指標で、収益性を計ることができます。
また、似た指標にROAがあります。
ROAは、総資本利益率のことで、自己資本と借入などの負債も含めた総資本をどれだけ効率よく利益につなげたかということを計ることが出来る指標になっています。ROAは以下の式で計算することができます。
ROA=純利益÷総資本
1株配当と配当利回り
1株配当は1株あたりいくら配当金がもらえるかという指標です。
配当利回りは、株価に対する、年間でもらえる配当金の割合になります。
自己資本比率
自己資本比率とは総資本(自己資本+他人資本)のうちの自己資本の占める割合のことです。
自己資本比率は以下の式で計算することができます。
自己資本比率=自己資本÷総資本
経営の安定性などを考える際に重要な指標になります。
その他の投資指標など
乖離率
株式指標としての乖離率は、移動平均線に対してどれだけ離れているかということを表しています。
買われ過ぎ(上がりすぎ)、売られ過ぎ(下がりすぎ)による転換点を判断する場合などに利用されています。
RSI(Relative Strength Index)
RSIとは、一定期間の終値ベースの価格推移において、前日終値に対して上昇した日の割合です。
ボラティリティ
投資などで言われるボラティリティとは、価格変動の度合いの大きさを表しています。
「ボラが大きい、ボラが小さい、ボラがある、ボラがない」など略してボラと呼ばれることもあります。
株価ベーター値(ヒストリカルベータ)
株価ベーター値(ヒストリカルベータ)とは、過去のデータを基に市場全体の値動きに対して、当該銘柄がどのように連動するかの傾向を計るための指標で、変動の大きさの比率を表す数値になります。
株式銘柄選定時に役立つスクリーニングや投資指標に関するまとめ
こちらのページでは、株式投資などで銘柄を選定するときに役立つスクリーニングの機能やよく利用される投資参考指標などについて記載させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
投資指標については、アルファベット3文字などで略されることが多く覚えづらかったり紛らわしかったりしますよね。
しっかり覚えたいのであれば英語の意味から覚えてしまうことがおすすめです。
それでも覚えきれなかったり、思い出せない場合に備えてこちらのページもブックマークなどしていただきご活用いただければと思います。
こちらのページはここまでとなります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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