配当利回りや配当性向の意味や算出、利用方法。

資産計算

さて、株式投資で得られる主な収益には、買売金額の差額で得られるキャピタルゲインと、配当金優待などで得られるインカムゲインがあることは以下のページで記載の通りです。

株やFXで得られる収益の種類。キャピタルゲインとインカムゲイン

株式投資を行う目的は人によって異なりますが、「配当金をもらうこと」は大きな目的の一つとなります。

そのため各銘柄情報を見てみると、「一株配当」「配当利回り」「配当性向」といった配当に関する項目が記載されています。

こちらのページでは、配当に関する投資指標についてどのような意味を持つのか、また算出方法などについて記載しています。

※配当金にも通常は税金がかかりますが、こちらのページでは便宜上考慮、記載を外させていただいておりますのでご了承ください。

配当とは

そもそも配当とは何かというと、株式会社の基本的な仕組みの一つであり

企業が株主に対して、利益の一部を還元する目的で支払うお金」になります。

当然出資額(持ち株数)が多いほど、受け取れる配当金も大きくなります。

配当を支給するタイミングは企業によって、年2回、年1回、年4回、無配といろいろあります。

配当をもらう権利を得ることについては、下記ページを参考にしてください。

株の配当や優待における権利確定日と権利落ち日、権利付き最終日の関係。

一株配当とは

一株配当とは、企業が株主に配当金として利益を還元する際に、文字通りですが

「1株につき〇〇円の配当金を支払います」という数字です。

ですので、

受け取れる配当金額 = 一株配当 × 持ち株数

で計算できます。

例えば、一株配当25円の銘柄を1,000株保有している場合、受け取れる配当金額は25円×1,000株で25,000円となります。

配当利回りとは

配当利回りとは、企業の株価に対して年間で受け取れる配当金の割合のことです。

配当利回り(%)= 一株配当額 ÷ 株価 × 100

で計算できます。

言い換えると、「1年間で投資額の〇〇パーセントが配当金として還元される予定になっていますよ」という数字とも言えます。

上の例と同じ条件で考えてみます。

一株配当25円の銘柄の株価が1,000円である場合の配当利回りは、25円÷1,000×100で2.5%となります。

同銘柄を1,000株保有するのに必要な投資金額は、1,000円×1,000株で1,000,000円です。

1,000,000円投資(1,000株保有)していた場合に年間で受け取れる配当金は、1,000,000円×2.5%で25,000円となります。

株価推移と配当の関係

そして、株価が下落した場合に配当額がそのままであれば配当利回りは上がるという関係性がありますので株価の下支えが期待できます。

反面、減配や無配転落してしまった場合は、株価下落の要因となりますので注意が必要です。

優待利回り

また、株主優待を金額換算した場合の利回りを優待利回りと呼ぶこともあり、配当と優待を合わせた利回りを銘柄選定の指標とすることもあります。

配当性向とは

配当利回りとは別に、配当性向という言葉もあります。

配当性向とは、企業の純利益に対する配当金支払額の割合になります。

配当性向(%)= 配当金支払額 ÷ 当期純利益 × 100

で計算できます。

配当性向が高いということは、利益の中から配当金として株主にたくさん還元しているということになります。

成熟した企業には高配当性向が期待される反面、若い企業や今後成長を期待される企業では配当性向が低くなっても、利益を成長のために投資することが求められたりしますので、配当性向の高低のみで、どちらが投資対象として「よい」「悪い」というのは一概には言えない部分があります。

配当性向を投資判断の材料として考える場合、その企業の現在の状態や、業種、今後のビジョンなどと合わせて判断する必要があると言えるでしょう。

こちらのページはここまでとなります。

次のページでは、投資判断の参考となるその他の指標などについて記載しております。

スポンサーリンク