時価総額とは何?算出方法や考え方。

※当サイトには広告やプロモーションが含まれています。

さて株式投資(投機ではなく)をしようという場合、銘柄(企業)を評価し選定します。

そして、様々な投資参考指標があることは前のページで記載の通りです。

株式投資銘柄の選び方。投資参考指標一覧、スクリーニング。

現在の企業の価値や市場全体の状況を判断することの基本的な要素に「時価総額」というものがあります。

実際に株式投資の経験がある方は、ほとんどの方が知っているはずですのでスパッと読み飛ばしてください。

ただ、投資の経験や関連する業務などについたことがない方では意外と知らない方も多いのがこの時価総額という考え方になります。

まさに株式投資の初歩であり、このページがあるコーナー(カテゴリー)名の通りです。

また、様々な指標を利用する際にも基本となる考え方でもありますので、今回はまず「今から株式投資を始めようかな」という方向けに上場企業の時価総額について記載させていただきます。

時価総額とは?

時価総額を非常にざっくりと言ってしまうと「現在の企業(市場)の価値をすべて金額に直して評価するなら〇〇(兆、億など)円」と言った具合に、現在の企業の価値や規模を評価するための指標になります。

さらに簡単にしてしまうと、「その会社の値段」です。

時価総額現在の株価×発行済株式数

で求めることができます。

この式からわかるように「市場にあるその企業の株式をすべて購入するのに必要な金額」とも言えます。(買い付け中の値上がりなどは考慮していません。)

また、発行されている株式数が変わらない場合は、株が買われて株価が上がるほど時価総額は大きくなるのもわかりますね。

時価総額が大きいということは、業績や将来への成長性などを含めた企業価値が高いと評価されていることになり、通常は、企業の資産や利益の規模が大きいほど時価総額も大きくなる傾向があります

ただ、銘柄によっては過大評価、過小評価他、いろいろな理由で実情とかけ離れているケースもあるため、企業の価値や規模と時価総額が必ずしも比例するといったものではないので注意してください

この点においては、実情と現在の株価評価によるギャップがある場合、将来見直されると考えるとそこは投資チャンスという捉え方もできますね。

補足として市場ごとに上場している企業の時価総額を合計して「市場全体の時価総額」という場合もあり、この場合は市場の現在の規模や状況を評価する指標となります。

株価に関するよくある間違い。

少し話は戻りますが、今まで投資経験や関連の仕事の経験も特になく時価総額といった考え方を知らない方が株価の話をする場合に、

「A社の方がB社よりも規模も大きいし、儲かってそうなのにA社の株は500円でB社の株は1,000円だからA社の株は上がるね。」

と単純に株価のみで比較していたり

「A社の株価は昔の5分の1だから上がるね。」(株式分割や増資歴あり)

と株数の変化を考慮せず株価のみで推測していたりするのをたまに耳にしますが、これは誤った認識をしてしまっているケースが多いですので気を付けましょう。

一つ目の例で、株価が半分の値段でも、A社の発行済み株式数がB社の4倍あれば、時価総額は2倍になりますのでA社の規模や業績がB社の2倍程度であれば2社間で見た現在の株価は妥当な水準と言えますよね。

時価総額に関するページのまとめ

こちらのページでは時価総額について記載させていただきました。

かみ砕いて表現したつもりですが、なんとなくでも伝わったでしょうか?

株式投資をする上では、なにかと基本となる考え方になりますので是非覚えておいてくださいね。

他にも投資を行う際に参考とされている指標はたくさんあり、以下のページでまとめさせていただいております。もしよろしければご覧ください。

株式投資銘柄の選び方。投資参考指標一覧、スクリーニング。

こちらのページはここまでとなります。

お読みいただきありがとうございました。


スポンサーリンク