株式情報などで目にするVWAP(ブイワップ)とは?
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VWAPについて
こちらのページでは、株価情報などで目にするVWAPの意味や読み方、利用法などについて記載しています。
VWAPって何?意味や読み方。
VWAPは、Volume Weighted Average Price の略で、売買高加重平均価格のことです。
そのまま読む場合は、ブイワップと読みます。
加重平均
価格と個数を用いた加重平均価格は、
加重平均価格 =(値段A×個数X + 値段B×個数Y)÷(個数X+個数Y)
で表すことができます。
VWAPは以下の式で計算されます。
VWAP=総売買代金÷総出来高
終日VWAPだけでなく、前場・後場で区切って算出することもあります。
VWAPの例
株価と出来高で例をあげて考えてみます。
【仮定条件】
800円で2,000株、900円で1,000株、1,000円で5,000株、1,100円で500株それぞれ出来高があった場合
【上記の場合のVWAP計算】
VWAP=(800×2,000+900×1,000+1,000×5,000+1,100×500)÷(2,000+1,000+5,000+500)=941
となります。
単純な平均では把握できない数の偏りを、加重平均を用いることで把握することができます。
株価とVWAPの関係
VWAPが出来高で加重平均した約定価格であるということはご理解いただけたと思います。
つまり、高い価格での出来高が多い場合は、VWAPもあがり、低い価格での出来高が多い場合VWAPは低くなります。
株価との関係でいえば、株価がVWAPより高い場合には、当日の約定で含み益になっているものが多く、逆に株価がVWAPより低い場合には含み損状態(高値掴み)になっているものが多いとも言えます。
また、VWAPは一つの節目価格となりますので、抵抗線や支持線としての役割を果たすことも多く見受けられます。
VWAPを用いた取引
VWAPは、主に機関投資家の売買の目標値として利用されています。
また、投資家と証券会社との相対取引としてVWAPを用いた取引があり、高値掴み・安値売り・約定しないといったリスクを抑えたり、注文のために日中株価を監視する必要性を少なくする取引方法として利用されています。
VWAP(ブイワップ)に関するページのまとめ
こちらのページでは、VWAPついて記載させていただきました。
VWAPを上手く利用することで有利なトレードパターンなどを見つけることもできるかもしれませんね。
銘柄選定や売買に役立つ指標については以下のページでも記載しておりますのでよろしければそちらも参考にしてみてください。
こちらのページはここまでとなります。お読みいただき有難うございました。
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